沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は2013年12月27日、那覇市内の知事公舎で会見し、政府が申請していた名護市辺野古沿岸部の埋めたて申請を承認したと発表した。
仲井間知事は
「現段階で取り得ると考えられる環境保護措置などが講じられており、基準に適合していると判断し、承認することとした」
と述べた。
これまで仲井真知事が掲げてきた
「県外移設が最も早いという考えは変わらない」
という公約の整合性については、
「公約を変えたつもりはない。『どう説明するか』と言われても変えていないので説明する理由がない。ただし、『辺野古の場合は時間がかかる。なかなか困難な部分がある』とは、ずっと申し上げてきた」
と主張。その上で
「何が我々にとって更に一番重要かというと、宜野湾市の真ん中にある危険な飛行場を1日も早く町の外に出そうということ」
と述べ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設を優先する方針を強調した。