「悪い子にはお仕置き」 猫を「瓶詰め」、台湾の女子大生が書類送検

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   飼い猫を保存容器に詰めた写真をフェイスブックで公開した台湾の女子大生が炎上する騒動が2013年12月23日に起きた。

   写真公開後、フェイスブックには批判の声が殺到。女子大生は謝罪するも、動物保護法違反の疑いで書類送検されるまでに発展してしまったようだ。

「新しい持ち運び方を共有したかった」

女子大生が公開した猫画像(Facebookより)
女子大生が公開した猫画像(Facebookより)

   台湾「中央社」など複数メディアによると、女子大生はペットの白猫を保存容器に詰め、フェイスブック上で「猫の缶詰、悪い子にはお仕置き」とのコメントとともに写真2枚を公開した。プラスチック製の透明容器の中には、狭苦しそうに体を縮こまらせている猫が入っている。一般的に狭いところが好きと言われる猫だが、容器はふたも閉められている。

   すると、公開後間もなくして批判が殺到し、フェイスブックは「炎上」状態になってしまった。これを受け女子大生は画像をすぐに削除。週末に猫を連れて出かけようとしたのだが、猫がキャリーケースを嫌がったため、試しに容器に詰めたと経緯を説明した。フェイスブックで写真を公開したのも友達たちと新しい持ち運び方を共有したかっただけで悪意はないと釈明し、自身の行いを反省した。

瓶詰猫画像、ネット上に多数

   ここまでなら日本でもしばしば起きる炎上事件のように思えるが、この学生、なんと台中市の動物保護防疫処によって24日に台中地検へ書類送検されてしまったのだという。彼女の行為が動物保護法に抵触する疑いがあるというのだ。報道によると、有罪となった場合は1年以下の懲役または拘留、3万台湾元(約10万円)以下の罰金などが科される場合があるという。

   日本でも「これはあかんやつや」「猫が窒息死するよ」「なんつーひどいことを!どぶに落ちろ」などと批判する声も上がっているが、一方で「このくらい猫だって喜んでやってると思う」「もしこの状態が数時間続いたなら虐待だろうが猫が飽きて抗議の声あげたら助け出してあげてんでしょきっと」などと騒ぎ過ぎとみる向きもある。インターネット上で猫の画像を検索すると、同じような瓶や容器に入っている写真がいくつも見つかる。中には今回のようにふたをしているものもあるが、こちらは可愛さ余ってやっているようだ。そうすると、今回の女子大生の炎上は「お仕置き」というコメントが問題だったのかもしれない。

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