地元紙は「『厚遇』は印象操作だ」と主張
もっとも、今回の予算に対して地元メディアは批判的で、沖縄タイムズの社説では「空手形」を警戒する。
「首相の回答は、文書ではなく、すべて口頭だった。現時点では何も決められず、文書にすると政府が縛られるからだろう。これまでも閣議決定や総理大臣談話でさえほごにされているというのに、実現の担保がない『口約束』というしかない」
また、琉球新報は「『厚遇』は印象操作だ 基地強要の正当化やめよ」と題して
「戦後通算で見ると沖縄への1人当たり財政援助額は全国平均の6割にすぎず、むしろ「冷遇」だった。復帰後の沖縄への高率補助は戦中戦後の『償い』の意味があったが、今や露骨に基地押し付けの材料だ」
と訴えた。