ローマ・カトリック教会の天使学者が「天使は実在するが、翼はなく、光の筋のような存在だ」との見解を発表した、と2013年12月23日にAFPが伝えた。
報道によると、昨今のスピリチュアルブームにより天使の人気が再燃しているが、天使とはもともと明確な姿をもたない「純粋な霊魂」であるという。その時々の芸術家たちが想像力を働かせた結果により、現在のイメージが形成されたというわけだ。そのため、天使学者のレンゾ・ラバトーリ神父は、天使の再流行には一般的に広まった天使のイメージは必要だったとするものの、クリスマスシーズンに天使のイメージがあふれかえることには否定的な見解を示し、「ある程度は容認できるとしても、あれは真の天使の姿ではないことを知っておくべきだ。天使は翼をもっていないし子供でもない」などと語っている。