餃子の王将社長、殺される予兆感じず? 「知らないところで恨まれた可能性」

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   何者かに撃たれて亡くなった「餃子の王将」の大東隆行社長(72)は、自分1人で車を運転するなど、狙われている意識がなかったことが浮き彫りになっている。それが何を意味するのか、テレビなどで推論が出ている。

   気さくな人柄で、社員の面倒見もよく――。大東隆行社長については、こんな声ばかりで、恨みを買われるトラブルも報じられていない。

自分1人で車を運転するなど無防備だった

   そのためか、報道によると、大東社長は、事件の起きた2013年12月19日朝、自宅から自分1人で車を運転して、京都市山科区の王将フードサービス本社に出勤した。

   毎朝そうだといい、出勤後は、1人で会社の周りを掃除するのが日課のようになっていた。もし何らかのトラブルを抱えていたとするならば、あまりにも無防備すぎる行動だ。大東社長は、事件前に週刊誌の取材も受け、毎朝のように会社周りの掃除をしていることを隠そうともしていなかった。

   狙われていることを自覚していなかったことについて、日本テレビ系「ミヤネ屋」は、19日の放送で、専門家による推論を紹介した。

   元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は番組で、「自分が知らないところで恨まれていることも考えられます」と分析した。それは、出店するための土地を取得するなど事業を展開していく過程の中であつれきが生じたものの、大東社長自らは把握していなかったケースを指す。

   もちろん、個人的なトラブルの可能性もないわけではない。しかし、それだと、なぜあそこまで無防備だったのか説明がつかないわけだ。

   「ミヤネ屋」では、春川正明読売テレビ解説委員も、「警察関係者によると、土地を巡るトラブルがあったんじゃないかと指摘する声もあります」と話した。

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