安倍首相、FBの「いいね!」減る ニコニコ支持率も急落…ネット人気にかげり?

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   安倍晋三首相の支持率低下をマスコミが相次いで伝える中、「安倍びいき」が多いはずのネット上でも風向きに変化の兆しが出ている。

   ソーシャルメディアや動画サイトを巧みに活用してきた安倍首相だが、これはどういうことだろうか。

FBフォロワー数の増加ペースに一時の勢いなく

「ネット宰相」の風向きに変化?
「ネット宰相」の風向きに変化?

   安倍首相と言えば、フェイスブックなどを通じてマスコミに頼らない独自の情報発信を行い、また2013年4月にはニコニコ動画系のイベント「ニコニコ超会議2」に出席するなど、ネットユーザー層へのアプローチを盛んに行ってきた。首相としてはこれまでに例のないそのスタンスに、朝日新聞からは、「ネット宰相」とのあだ名まで頂戴している。

   ところが、その「主力」だったはずのフェイスブックが、最近いささか影が薄い。たとえばフォロワー数でいえば、政権発足から7割近い支持率を保っていた5月末までの5か月で20万人近く増やしたものの、そこからの7か月弱では5万人ほどの伸びに留まっている。

   投稿につけられる「いいね!」の数に至っては、むしろ減少傾向にさえある。1投稿あたりの「いいね!」を調査したところ、政権発足当初から半年ほどは平均2~3万件という高水準だったのが、以後は緩やかに減って2万件弱前後を行き来し、特に支持率急落が伝えられた12月に入ってからは平均約1万4000件(19日時点)と低迷している。

   仕様変更などの可能性もあり、数字のみでは単純に測れないが、内容面でも、6月ごろまでは自身を批判した新聞や雑誌に異議を申し立てたり、民主党の細野豪志前幹事長や元外交官の田中均氏に論戦を挑んだりと、かなり積極的に活用していたものの、最近は「活動報告」的なおとなしい投稿が目立つ。フェイスブック上での首相の発言が、「アベノメディア」と呼ばれた一時の勢いを欠いている感はある。

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