JR九州「特定するのに時間を要した」
なぜ半年も対処できなかったかについて、JR九州の広報室では、取材にこう説明する。
「エレベーター内には、防犯カメラも設置されていましたが、個人の顔まではっきりと分かりませんでした。放尿される時間帯も不確定で、男性の行為と特定するのに時間を要したということです」
福岡東署員は張り込んで男性を見つけたが、そこまでなかなかできなかったという。
エレベーター内などで何度も放尿する行為については、ほかではあまり聞く話ではないとしている。
福岡東署によると、男性は、エレベーターに乗ると尿意をもよおすと供述していたが、なぜなのかははっきりしなかったという。エレベーター内で張り込むことはできないため、現行犯ではなく、男性が出てきたところを職務質問したそうだ。そのときは放尿していなかったようだが、職質で「間違いありません」と全面的に容疑を認めた。エレベーター内でほかに人がいるときは、放尿していなかったという。男性については任意で調べ、軽犯罪法違反の疑いで書類送検したとしている。