駅のエレベーター内で中年男が毎朝小便 JR九州はなぜ半年も対処できなかった?

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   福岡市のJR千早駅のエレベーター内で半年間も毎朝のように小便をしていた市内の中年男性に、約130万円の損害賠償支払いを命じる判決が下された。なぜこんなに長い間、JRは対処できなかったのかと、ネット上で話題になっている。

   千早駅は、JR鹿児島線のほかに西鉄も乗り入れており、駅構内は九州では比較的大きい。JRだけでも、1日平均で1万人ほどが乗車しており、長崎駅とほぼ同じ規模だ。

「トイレ以外の場所でしたくなる」

   中年男性は、そんな駅の改札階と下り線ホームをつなぐエレベーター内で平日のほぼ毎朝、ドアに向けて放尿に及んでいたというのだ。

   西日本新聞の2013年6月18日付記事によると、前年8月28日にJR九州の通報で張り込んでいた福岡東署の署員が、男性を見つけて事情を聴いたところ、小便をしていたことを認めた。調べに対し、「トイレ以外の場所でしたくなる」と供述したという。

   男性は、12年2月ごろから放尿を続けていたといい、エレベーターのドアや床、安全装置の一部などの金属部品が腐食して交換が必要になった。しかし、男性は、「おわび」と題する文書をJRに提出しただけで、被害の弁償はしなかった。そこで、JR九州では、13年に入って、修理費など約130万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。

   共同通信の2013年12月16日付記事によると、男性は、交換した廃材を再利用して修理費を抑えるべきだったと請求棄却を求めた。しかし、福岡地裁では16日の判決で、「再利用できなかった」と退け、全額の支払いを男性に命じた。実際の修理費は、121万円かかったという。

   このニュースについて、ネット上では、男性が毎朝エレベーターで放尿していたことに驚く声ともに、「なんで半年も好き放題されてんだよ」「ふつうは一週間続いた辺りで駅側も何かしら動く訳だが」「もしこれでエレベーターが誤動作して事故があったらどうするんだろうね」とJRの対応に疑問が上がっている。

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