アイドルグループ「AKB48」の島田晴香さん(21)が女子プロレス団体から入団のオファーを受け、プロレスラーへの転身を真剣に考えている、とテレビ番組で告白した。このままアイドルを続けているよりも絶対に売れる、と説得されたのだという。
島田さんは共演したお笑い芸人の有吉弘行さん(39)から「タレント性がない」とバッサリ切られ、一からやり直したほうがいい、などとアドバイスされていた。
2010年のデビュー当時に比べ9キロ太った
島田さんが出演したのは、2013年12月12日に放送された日本テレビ系トーク番組「ダウンタウンDX」。ダイエットの話題になった際に、2010年のデビュー当時に比べ9キロ太ってしまったと打ち明けた。原因はラーメンと白米が大好きだからで、ラーメンは週に4日食べに出かけているのだそうだ。太ったためファンも減ったという。するとテレビ画面に「女子プロレス団体から真剣なオファー」というテロップが出て、島田さんはこう語った。
「プロレスのほうに行こうと思っていて、体格的にもアイドルよりこっちへ来た方が絶対に売れるよ!って言われて」
それを聞いた司会の「ダウンタウン」松本人志さんは、いつになく真面目な表情で、
「女子プロ顔よね。確かにね」
と納得していた。
プロレスの経験はないと思われるが、スポーツは好きでテニスは趣味で8年間続けている。
島田さんは「AKB48」の中で知名度は低くはないが、新曲のセンターを決める選抜総選挙では4回連続50位圏外。いつも呆然とした顔がテレビに映されてきた。
13年11月19日放送のテレビ朝日系「ロンドンハーツ」に出演した際にはこんなことがあった。
有吉さんに対し、自分はなぜブレイクしないのかについて相談した。有吉さんは、島田さんの芸能界での立ち位置が全く分からない、とし、本当に芸能界でやりたいことは何なのか質問したところ、
「スポーツキャスターになりたい!」
と返答し、自己アピールを続けた。その姿を見て、
「絶妙に面白くない。タレント性がない」
などと切り捨てた。
「女子プロになったら俺は押しメンやめる!」
「ロンドンハーツ」で島田さんはAKB48でどう生き残るかを考えた際に、AKB48には存在していないポジションを見つけてそこに自分を当てはめた。今のキャラクターはそうして生まれた、などと説明したところ、有吉さんから視聴者に支持される別のアピールが必要で、ブレイクを目指すなら今までやってきたことは間違っていたという前提から始めなければならない、とアドバイスされていた。今回の女子プロレスラー転身への意欲も、そうした流れから生まれてきたのかもしれない。
島田さんのプロレスラー転身発言にネットでのファンたちの反応は微妙だ。これで人気や知名度が上がることになれば嬉しいが、イメージやキャラが変わってしまうことに反発もあり、「女子プロになったら俺は押しメンやめる!」という意見もある。またプロレスファンからは体つきがレスラー向きという理由だけでは認められないとし、「プロレス舐めんな!!」という批判もある。
本当に島田さんはプロレスに転向するのか。所属事務所のフレイヴ エンターテインメントに問い合わせているが、返事はまだ来ていない。