「日本でもやってほしい!」の声は多いが…
効果は絶大だった。実際、店長は高額の支払いを求めたことは一度もなかったどころか、客は笑顔をふりまいたり、大げさなほど丁寧な注文をしたりするようになったのだという。そして、勘定をみると「あなたはいい人だ」と言うようにもなり、店内も明るい雰囲気になった。
このニュースは、米タブロイド紙「デイリーニューズ」や英フリーペーパー「メトロ」など複数の海外メディアが2013年12月11日までに伝えた。いずれの記事も多くの反響を呼んでいる。同じころから日本でも話題になっていて、インターネット上には「これ客も気分良くなるのでは?」「これは確かにいい考え」「挨拶が元気にかわされる社会は健全だ。それに気が付かせてくれる施策は面白いね」といった声があがっている。
日本でもやってほしいとの声も多いが、日本には少なからず「お客様は神様」といった風潮がある。「ファッションセンターしまむら」の店員が客に土下座させられたように、モンスタークレーマーなるものも存在する。こうした事情を考慮し「これ日本でやると何様のつもりだとか言って批判する人いるんだろうなあ」といった意見も出ていた。