ネットで大反響の「マシュマロ女子」 75kgモデルは元アイドルだった

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   女性向け雑誌が考案した「マシュマロ女子」なる造語がインターネット上で話題になっている。

   誌面ではファッションのイメージを「マシュマロ」と表現していたようだが、モデルの体型から、ネットでは「ぽっちゃり女子」の新名称だと認識されている。この盛り上がりにより、マショマロ女子として登場したモデルは一躍時の人となった。

かわいい?ミシュランマンみたい?

これが噂の「マシュマロ女子」(ラ・ファーファvol.4誌面より)
これが噂の「マシュマロ女子」(ラ・ファーファvol.4誌面より)

   2013年12月10日ごろ、複数の人物がネット上に誌面画像をアップしたことから火が付いた「マシュマロ女子」。出所は「la farfa(ラ・ファーファ)」(ぶんか社)というファッション雑誌だ。モデル全員が「ぽっちゃり体型」というユニークな雑誌で、11月20日発売号で「マショマロ女子」を紹介している。隣ページにはモノトーンな色合いの洋服を着回す「ビターチョコガール」が登場していることから、「マシュマロ女子」はふんわり&モコモコのパステルカラーの洋服を着こなす女性という意味だと分かる。ところが、着回しに挑戦しているモデルがふくよかな体型であることから、インターネット上では「ぽっちゃり女子」の新名称とされてしまった。

   ネットではおおいに盛り上がり、一時はツイッターのトレンドにも入った。「ぽっちゃりの一万倍ぐらいオブラートに包みすぎ」「何かに似てると思ったらミシュランマンだ」「マシュマロボディとの間には脂肪の壁がある」など辛口なコメントも目立つが、「マシュマロ女子かわいいじゃん…ふつうにキュンとしたわ…」「マシュマロ女子はかわいい(確信」といった好意的な意見も。さらには自衛隊宮城地方協力本部までも便乗ツイート。「マシュマロって殆どが卵白(蛋白質)とゼラチン(蛋白質)と砂糖(糖質)なんですよね。 ふわふわした見た目からは想像出来ないプロテインの塊ッ!鍛え上げたならば正にその肉体はダイヤモンドッッ! 自衛隊への入隊お待ちしております」と、笑いを誘った。

「マショマロ女子」モデル、以前は48kgだった

   そうした中で、注目を集めているのがマショマロ女子として着回しに挑戦したモデル、後藤聖菜さん(19)だ。身長158センチ、体重は75kg(ツイッターでは85kgと告白)。スリーサイズは上から101、90、102というプロポーション。「ぽっちゃり」と「太っている」に境界線を引くのは難しいが、マシュマロ女子関連の書き込みでは、後藤さんに対して「ただのデブ」といった中傷コメントも少なくない。しかし当の後藤さんは、ラ・ファーファ編集部のブログによると「不快な書き込みについても気にせずゲラゲラ笑っている」という。

   自身のブログでも「わたし、、後藤聖菜!!話題になってますなう、はい。マシュマロ女子です」とノリノリだ。「豚だのデブだの賛否両論ありますがわたしにとってすごく嬉しいことです」とポジティブにコメントし、「この調子でボンレスハムとかのCMとかできないかな」と自虐を込めつつアピールした。

   すっかり「マシュマロ女子」(ぽっちゃり女子)の代名詞となった後藤さんだが、2011年ごろのブログを見ると、現在とは異なり、輪郭のすっきりとした当時の写真が掲載されている。実は後藤さん、ラ・ファーファのモデルになる前は、ほっそり体型のアイドルだったのだ。中学1年生から活動を始め、ライブやグラビア撮影などを行っていたという。それでは、どうして現在の体型になってしまったのか。

   11日放送の「アノ人たちの作り方」(フジテレビ系)では、増量の経緯を明かしていた。後藤さんは「デブの役を舞台でやるから太ってくれと言われた」ために10kgの増量に臨んだ。ところが、舞台が終わっても思うように痩せることができず、48kgだった体重は75kgに。事務所からは「痩せろ、痩せろ」と言われていたが体型は変わらず、こうしてラ・ファーファのモデルになったのだという。だが、アイドルの夢は捨てていない。番組では「将来的には絶対売れたい」として、徐々に体重を減らしていくとの目標を語った。「マシュマロ女子」は仮の姿、ということのようだ。

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