「記念受験や受験料回収といった本気のないエントリーを促す」
こうした事態にドワンゴは12月12日、「批判を覚悟で一石を投じようとした我々の取り組みを茶化し、無効化しようとするものです」とオールアバウトを痛烈に批判するウェブページを公開した。
オールアバウトの企画について、「お金を取るのか渡すのかが問題であるように弊社の主張を誤解させるような企画」であり、記念受験や受験料回収といった本気のないエントリーを促すもの、と苦言を呈した。
ネットでは、
「結局タダで受験出来るってことで受験生的にはドワンゴも受けまくるんじゃないか?だとしたら応援どころか本来の意図と真逆になって何の意味も無い気がするけど。浅はか過ぎるのでは」
などの批判が出て、堀江貴文さんもツイッターで「オールアバウトが糞。てか、何社も受けるとか終わってるんだ。そもそも」と一刀両断した。
ドワンゴからの批判を受けた翌日、オールアバウトは企画中止を発表した。ドワンゴの制度を茶化す意図で実施したものではなく、「誤解を与えてしまったことは本意ではございません」と釈明している。
「受験料を支払って本気でドワンゴ様を応募され、その上でこのような奨励金制度を利用される学生の方々は、従来弊社に応募する方とは異なる層であろうと考えました。そしてそのような学生の方々を支援し、是非ともお会いしてみたいと考えました」
と企画意図を改めて説明し、「今回の弊社の企画によって混乱を招いたことに関しまして、学生の皆様、関係者の皆様には深くお詫び申し上げます」と謝罪した。