デノミ失敗を「背後で操った張本人もまさに張成沢」
すでに処刑が伝えられている人物も批判の対象になった。李龍河(リ・ヨンハ)行政部第1部長と張秀吉(チャン・スギル)行政部副部長については、張氏は「いくらでも私に従うだろうと思った」と述べたという。
2009年に行われたデノミ失敗の責任を問われ処刑が伝えられている朴南基(パク・ナムギ)党計画財政部長についても言及。朴氏を「そそのかして数千億ウォンの朝鮮通貨を乱発しておびただしい経済的混乱が起きるようにし、民心が乱れるように背後で操った張本人もまさに張成沢である」とした。
張氏が北朝鮮に経済的損害を与えた点も非難されている。腹心が背負った借金を返済するとして「羅先経済貿易地帯の土地を50年の期限で外国に売ってしまう売国行為もためらわなかった」上に、09年だけで460万ユーロ(約6億5000万円)を地下金庫から引き出して無駄遣いし、賭博場にも出入りしていたとした。