日本の研究者「見つかったのは偶然。繁殖は難しい」
ゴキブリに詳しい国立大学生物学の教授に話を聞いてみたところ、本当に冬のニューヨークでヤマトゴキブリが発見されたとすれば、日本を含むアジアから空輸や船舶で運ばれた食物に卵が落とされていた可能性が考えられる。
卵は巾着のような中に10個から20個入っていて、気温が高かったり、周辺に熱を発するようなものがあったりした場合は孵化する、という。ただしニューヨークで繁殖が進むかについては首を傾げている。
「寒さに強い虫ではありませんし、屋外で生きるとすれば国内の九州でも冬は厳しい。これから増えていくのではないかという心配はいらないと思います」
とし、今回ニューヨークで見つかったのは「偶然」の可能性が強いと指摘している。