ヤンキース「イチロー放出」が現実味 残留ならベンチ、移籍でも出番激減の大ピンチ

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今季開幕前も大物外野手加入したがレギュラー死守

   実は今季開幕前も、似たような状況だった。すでに外野手枠が埋まっていた状況で、球団はオールスター出場3度の大物外野手バーノン・ウェルズ選手と契約したのだ。イチロー選手は当時「こんなに外野手を取って、(確実に)ポジションがある人はいないな」とスポーツ紙に心境を語っていたものの、開幕スタメンを任された。その後は外野手がひとり長期離脱を余儀なくされたこともあって、年間を通してほぼ定位置を守り続けた。

   しかし今季、ヤンキースはワールドシリーズどころかプレーオフにも進めなかった。来季は世界一奪回が至上命題となるだけに、オフにはしゃにむに補強に動いている。一方でイチロー選手は、米CBSスポーツが「年俸に見合う活躍をしなかった選手」に選ぶなど、チームがポストシーズンを逃した「戦犯」並みに扱われてしまっている。

   残留ならベンチ要員、新天地を求めた場合も今のところは出場機会が大幅に減りそうな気配だ。日米通算4000本安打を達成したイチロー選手の次なる目標は、大リーグ記録の4256安打。出番が激減すれば記録達成への障害となる。「不惑」の安打製造機が正念場を迎えた。

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