アニメやゲームなどのキャラクターの衣装に身を包んで楽しむ「コスプレイヤー」に人気の、「修善寺虹の郷」(静岡・伊豆市)という撮影スポットがある。和洋の建物や季節の花があるテーマパークで、質の高いロケーションを求めるコスプレイヤーが多く訪れている。
そんな虹の郷が昨今のコスプレイヤーのマナー悪化に注意を促し、人気スポットとあって直ちに情報が拡散された。しかし拡散される間に話が大きくなってしまったようだ。
撮影禁止場所に立ち入り、園内の物品を勝手に移動…
虹の郷がコスプレイヤーへの注意喚起をしたのは、2013年12月1日のことだ。公式ブログ「最新花情報」に、「コスプレイヤーさんのマナー悪化について」というタイトルの記事が掲載された。
「最近、園内での撮影につきましてマナーを守っていないコスプレイヤーさんが見受けられます。一般のお客様からクレームやお叱りを受けるケースが増えております。今後、悪質なマナー違反が続く場合、当園としましても園内でのコスプレ撮影について禁止を含めた検討をすることになります」
実際のマナー違反の例は、「夜間ライトアップの為に設置してある照明器具を勝手に使用した」「閉園時間を守らない。閉園後に撮影を続行していた。更衣室の利用時間を守らない」「立入禁止、撮影禁止場所へ立ち入り、スタッフやお客様に注意を受ける」「園内の物品(ベンチ・テーブル・演出アイテム等)を撮影のために勝手に移動する」のほか、一般客からも「もみじ林で木に登って撮影をしているコスプレイヤーがいたので注意したら、睨み返された」「長時間にわたり通路や共有スペースを占拠して撮影を行い通行の妨げになった」などという通報があったという。