燃費競争で激しく戦うトヨタとホンダ なぜHVよりもPHVに力を入れないのか

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   日本車メーカーの燃費競争が勢いを増している。スズキがリッター35.0キロ(JC08モード、国土交通省審査値)と、ガソリンエンジン車トップの「アルトエコ」を2013年12月18日に発売すると発表した。

   ダイハツ工業が33.4キロの「ミライース」で8月にアルトエコ(従来モデルは33.0キロ)を抜き去ったばかりだが、スズキはわずか4カ月で一気にミライースを引き離し、35キロの大台に乗った。

熾烈な燃費競争は2014年も続く

まだまだ続く低燃費競争(画像はスズキ「アルトエコ」サイト)
まだまだ続く低燃費競争(画像はスズキ「アルトエコ」サイト)

   一方、ハイブリッドカー(HV)は、ホンダが9月に発売した「フィットHV」が36.4キロを達成し、それまで首位だったトヨタ自動車の「アクア」を抜き去ったが、今回、そのアクアが37.0キロ(従来モデルは35.4キロ)で再び首位を奪還し、12月2日に発売された。日本車メーカーの熾烈な燃費競争は2014年も続くのは間違いない。

   アクア、アルトエコとも、プラグインハイブッドカー(PHV)を除けば、いずれも「世界一」の低燃費だ。HVと軽の燃費競争は、ガソリンエンジンの軽が摩擦抵抗の低減など巧みな技術改良で、高価なHVに肉薄しているところが面白い。購入価格やその後の維持費を考えたら、軽の方がエコカーとしては優れているとも言える。

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