都知事は徳洲会問題で「終わった」 「ポスト猪瀬」の本命は舛添氏なのか

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舛添氏「今の日本に気概のある人どれだけあるか」

   そうした中で本命視されるのが、舛添要一元厚労相だ。2010年に自民を離党、「新党改革」を旗上げしてからはやや存在感を低下させたものの、かつては「総理候補」と目された実力者でもあり、1999年には都知事選に挑戦した経験もある。何より、13年の参院選に立候補せずに議員を退いたため、今は「フリー」だ。

   政治評論家の有馬晴海氏も、「猪瀬辞任なら、次は舛添氏しかないでしょう」と断言する。

「自民としても担ぎやすいし、イメージもいいから浮動票も取れる。まさにうってつけの候補者です。伸晃氏はまだ総理総裁を諦めきれないでしょうし、自民も舛添氏がいる以上無理に、とは言わないでしょう。東国原氏では、出ても舛添氏に勝てないのでは」

   その舛添元厚労相だが、各誌の直撃を「何も考えていない」などとかわしている。その一方で、3日に出演した「Nスタ」(TBS系)では、特定秘密保護法案問題に絡み、不敵に笑いつつこう漏らす一幕があった。

「昔のように政治家も公務員も、『国士』というか、どんなことをしても、私生活捨ててでもこの国を守るんだっていう気概のある人が、どれくらいいるかなあ」

   間接的ではあるものの、政治への意欲が消えていないことをうかがわせる発言だ。

   もっとも舛添元厚労相がやる気でも、自民が「はしごを外す」可能性もある。有馬氏は、自民の「真の本命」をこう推測する。

「自民としては変な奴に当選されるよりも、『弱った猪瀬』が一番扱いやすい。結局は、猪瀬都知事をやめさせないのではないでしょうか」
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