「相棒」がなぜか録画できていない! テレ朝「55時間テレビ」に苦情相次ぐ

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   刑事ドラマ「相棒」などテレビ朝日系の番組が録画できなかったという苦情が、ツイッターなどに相次いで寄せられている。いずれも「55時間テレビ」の番組に入れられているが、いったい原因は何なのだろうか。

   「ゲストに岩下志麻を迎え20年前の文豪の自殺の真相を暴く!」。2013年12月4日夜放送の「相棒」は、公式サイトにこんな異例のキャッチフレーズが加えられた。

番組名に「55時間テレビ」が入ったため?

   それは、今回が「55時間テレビ」に入れられたための特別番組だからだ。事前のPRもあって相棒ファンの期待は高まったようだが、放送後には、番組を見られなくなりショックを受けたとの不満がツイッターなどにあふれた。

「相棒録画できないじゃないかあぁぁぁ!!」「涙!ショック!!大失敗 相棒が予約録画されてなかった!!」

   不満は、相棒を直接見た人からではなく、録画していた人からだった。

   録画できないという不満は、相棒ばかりではない。「55時間テレビ」に入れられたほかの番組についても、同様だったのだ。この日は、相棒の後に放送されたバラエティ番組「マツコ&有吉の怒り新党」も、録画できないというトラブルの報告がネット上であった。

   ツイッターなどの情報によると、テレビの電子番組ガイドなどに載った番組名の前後に「55時間テレビ」が加えられたため、録画機器が番組名を正常に認識できなかったのではないかというのだ。

   相棒と録画予約しても、その以前に放送された「ナニコレ珍百景」などが録画されてしまったという報告もあった。これについては、両方の番組に表示がある「55時間テレビ」を機器が拾ってしまったのではないかとの憶測が出た。

   一方で、相棒などを録画できたといった報告も、その後ネット上で上がっている。それは、機器や操作の違いのためなのではともされているが、一体どうなっているのか。

テレ朝「原因などは、把握していない」

   録画機器のメーカーのうち、東芝に取材してみると、広報担当者は、「『55時間テレビ』に入れられた番組を録画できないことがあることは認識しています」と答えた。しかし、その原因は、機器にあるのか、操作にあるのか、あるいは別のところにあるのかについて、調査しているところだとしている。

   テレビ朝日の広報部では、取材に対し、視聴者から数十件の問い合わせが来たと明らかにしたうえで、「原因等の詳細については、録画機器によっても異なるため、当社としては把握しておりません」とコメントした。苦情の出た相棒などを再放送するかどうかについての質問には、コメントがなかった。

   55時間テレビは、テレ朝開局55周年を記念して、2013年11月29日から毎日5時間ずつ放送されている。12月9日まで続くため、念のため録画には気をつけた方がよさそうだ。

   ちなみに、NHK放送文化研究所が2月7日にまとめた調査結果では、テレビを週に1日以上と日常的に録画して見ている人は回答者の4割にも上っている。

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