演歌歌手の北島三郎さん(77)が2013年12月5日、都内で記者会見を開き、出場50回となる今年を最後に「NHK紅白歌合戦」を引退すると発表した。
北島さんはデビュー50年となる11年に一度紅白引退を考えたが、東日本大震災の発生を受け、「こんな時こそ皆さんに元気の出る歌をしなきゃいかん」と思い踏みとどまった。50回で引退というのは「いつまでも先輩面して壁になるのもよくない。歩いてきた道を譲ってあげるのも先輩の一つの役目」という気持ちから、13年春には決めていたという。体調不良も心配されたが、全く問題ないと胸を張った。歌手活動の引退は否定した。
最後となる13年末の紅白は「本当に『まつり』でいきたい」と、代表曲の一つ「まつり」を披露することを示唆した。