アゼルバイジャンの首都バクーで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の政府間委員会で2013年12月4日、日本が推薦していた「和食 日本の伝統的な食文化」の登録が決定した。国内の無形文化遺産登録は22件目となる。
無形文化遺産への登録をめぐっては、2011年6月に京都の料理人らが京都府に提言していた。政府も12年3月、有識者による検討会を経てユネスコに提案書を提出。今年10月にはユネスコの補助機関の事前審査で登録を勧告されていた。
提案書では和食を「自然の尊重という日本人の精神を体現した社会的慣習」と位置付け、「新鮮で多様な食材とその持ち味の尊重」「自然の美しさや季節の移ろいを表現した盛り付け」などを特色としていた。