カタールW杯スタジアムは「巨大な女性器」? 新国立競技場の建築家が茶化され激怒

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「ばかげているわ」とTIME誌で反論

   ハディド氏も黙っていなかった。米TIME誌に対し「彼らのナンセンスな意見には本当に戸惑っているの」「彼らが何て言っているかって?建物の穴が女性器に見えるってことばかりよ。ばかげているわ」と語っている。また「もし仮に男性が設計したのなら、こんな卑猥な比較はされなかったでしょう」と付け加えた。

   だが本人が何と言おうと、大衆の「女性器に見える」という意見は変わらない。米ニューズウィークと合併したニュースサイト「デイリー・ビースト」では11月26日、「芸術作品の本質において、鑑賞者の反応は作家が伝えようとした意図と同様に重要である」と主張。最後には、女性器に見えるという感想は誰も非難すべきものではないと結んでいる。

   なお、ハディド氏がデザインした日本の「新国立競技場」は、カブトガニやヘルメットなどに似た奇抜なデザインで発表当初から注目を集めた。しかし、あまりの巨大さから景観を損ねるという指摘があるほか、建設費が莫大過ぎるとして、各方面から批判が噴出している。こうした声を受けて縮小計画が発表された。だが、それでも建設費は約1800億円、年間維持費は約41億円にものぼる見通しで、こちらでも問題が山積している。

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