首相夫人の名前を2度間違える
両陛下到着後の30日22時31分(日本時間)には、天皇陛下とシン首相がタラップの下で握手する写真を説明文付きでツイートした。その直後の22時35分には、皇后さまとグルシャラン・コール夫人が握手する写真がツイートされたが、これが問題視された。説明文が「Shrimati Gurshan Kaur greets HM Empress Kimicho of Japan on her arrival in India.」という内容で、皇后さまが「日本の皇后キミチョさま」になってしまったからだ。表記が間違っているという指摘を受け、このツイートはほどなく削除され、22時59分には「Michiko」と正しい表記で再びツイートされた。しかし、グルシャラン・コール夫人の正しい表記は「Gursharan Kaur」で、訂正したはずのツイートでも間違った表記を繰り返した。このツイートも、ほどなく削除された。
一連の事態を、チェンナイ(マドラス)を本拠地にするニュー・インディアン・エクスプレス紙は、12月1日、
「何人かのフォロワーが間違いを指摘したにもかかわらず、ツイートは少なくとも15分にわたって放置された」
と非難。ニューデリーが本拠のインディアン・エクスプレス紙は12月2日、
「ツイートはまもなく削除されたが、日本大使館が間違いに気づいた後だった」
と指摘。「政府はいくらかの恥をかいた」と論評した。首相官邸広報担当者は
「これ(ツイート)は誤字で、すぐに訂正された」
と釈明したという。
両陛下は12月6日に帰国予定だ。