読売は「巨乳」がNG 朝日は「イク」がダメ
週刊ポストと新聞社が協議のうえ、表現を変更することもある。
「潮吹き」は「快楽の究極へ」
「濡れちゃう」は「反応しちゃう」
「やっぱり入れたい」は「やっぱりひとつになりたい」
が、その一例だが、厄介なのは判断が新聞社によっても違うことだ。
たとえば、女性の豊かな胸を表す「巨乳」は、朝日新聞は容認しているが、読売新聞は認めていないという。
また、読売新聞の2013年11月25日付に掲載された週刊ポスト(12月6日号)の広告で、「イカせられなかった」は「いかせられなかった」のひらがな表記での掲載が認められたのに、朝日新聞はひらがな表記では認められず、「満足させられなかった」に表現を変更させられた。
この差がどこにあるのかは不明だが、変更によって意味が通らない場合もあって、そこは読者に前後の文脈で判断してもらうしかないわけだ。
なにしろ週刊誌の広告だ。原稿を変更するにしても時間はなく、そんなに容易でないことは双方が承知しているはず。それでも毎週のように厳しい「攻防」が続くのは、審査担当者の主観によるような、曖昧な基準だからかもしれない。