親日と見られ、韓国でもやりにくい?
「NHKは、公共放送として国民の反感を恐れており、出演を控え目にしているのではないかと思います。民放は、局によって違いますが、キー局は、クレームの電話もかかるうえ視聴率でもメリットがなくなって、呼ばなくなってきていますね」
2013年末の紅白も、2年連続でK-POPからの出演がなかった。ただ、この関係者は、音楽ジャンルとしては、日本でも定着していると主張する。
「紅白の時期は、まだ新鮮でマスコミ露出が多く、にわかファンが多くいました。しかし、今は、本当に好きなファンだけが付いています。KARAやBIGBANG、東方神起などは、ドームなどで数万人規模の動員をしています。質のいい音楽であれば、そのぐらいのファンが付くんですよ」
KARAが韓国でも予定がないとされるなど、日本で活動しているK-POP勢が韓国でもやりにくくなっていることはないかについては、こう言う。
「確かに、一部のファンには、親日だからという目で見て敬遠する人もいます。しかし、韓国でKARAなどが日本並みの人気にならないのは、日本で活動している時間が長いからだと思います。その期間は韓国での露出がなく、予備軍のアーティストに人気を取られてしまいますから」
とはいえ、韓国では、芸能人が「竹島」と日本名で言うなどすれば、バッシングの対象になることは認めた。KARAは、竹島問題のときに態度を保留して韓国で騒ぎになった経緯があるだけに、韓国で活動するにしても、不安要素はあるようだ。