財務省は、2014年4月の消費税率の引き上げで「1円硬貨」の利用の拡大が見込まれることから、停止していた流通向けの硬貨の製造を2009年度以来5年ぶりに再開する方針を固めたことを2013年11月28日に明らかにした。「5円硬貨」も08年以来6年ぶりに製造を再開する。
1円と5円の硬貨は、電子マネーやクレジットカードの普及で需要が低迷し、流通向けには新たな製造を停止していた。13年度はコレクター向けに、それぞれ100万枚を製造する計画になっている。
1円玉の製造枚数は、消費税が導入された1989年が約24億枚、90年が約27億枚で最も多かった。