当日でもフェリーチケット購入できる
容疑者が乗っていたのは、東海汽船が運航する大型客船「さるびあ丸」だ。27日午後10時20分に東京・港区の竹芝桟橋を出発し、伊豆諸島の三宅島と御蔵島を経由して、八丈島に翌朝到着した。事件現場のJR本八幡駅から竹芝桟橋までは、総武線、山手線を乗り継げば約45分、都営新宿線・大江戸線を利用したとしても50分弱でたどりつける。
J-CASTニュースの取材に対して東海汽船の広報担当者は、八丈島への入港時に下船に警察が立ち会ったことは把握しているが、「どの人物かもわからない」として、容疑者が利用していた部屋の等級、予約の有無などはわからない、と答えた。ただ、この時期は客が少ないため、当日夕方に窓口に行ってもチケットを購入できるという。2等船室の場合の料金は8900円。
逃亡先として八丈島を選んだのは、容疑者の親戚が住んでいるからだと見られている。「八丈島へ逃走するかもしれない」という聞き込み情報をもとに、警察はヘリコプターで先回りして逮捕した。男は取り調べで対して容疑を認めているという。
離島への300キロの逃走劇にネットでは驚きの声が出た一方で、
「八丈島に逃げたら逃げ場なくなるとか考えなかったのかな」
「八丈島って、これまたどん詰まりな方面に逃げたもんだな」
などと、到着後にどうするつもりだったのかと不思議がるツイートも出ている。