「うーん、ここまで来たか。ウルトラ管理社会に」
理由は、業績アップにつなげるため。データを分析して分かったのは、休憩時間に同僚と楽しく会話している人が業績がよかったこと。従業員に楽しく会話するようにさせたところ、業績がこれまでより10%上がった、という。誰と誰がどれだけ話したかのコミュニケーションマップを作っているため、会話が少ない従業員に話しかけるのが上司の重要な仕事になった。こうしたシステムは従業員のどんな行動が業績に結び付くかをコンピューターが自動的に見つけ出すため、まだまだ業績は向上するだろうという説明が入った。
この番組に出演した東京女子大学の黒崎政男教授はこの様子を見て、
「うーん、ここまで来たか。ウルトラ管理社会に、プライバシーの消滅まで感じさせる。我々のモチベーションが物事を成立させる、というのが失われるかもしれません」
と驚いていた。コンピューターは便利なものだけれども、人間を補助するものから人間を使うものに変わり、人間がロボット化していく可能性も示唆していた。
ネットではこの番組を見て、
「これは禁止しろ」
「社畜というよりブロイラーwww」
「ぼっちにはキツイ話題だな」
などといった感想が挙がっている。