国内ジーンズ最大手ブランド「EDWIN」を展開するエドウイン(東京・荒川区)と、グループ会社28社のうち金融債務のある16社の計17社が2013年11月26日、事業再生実務者協会に対し、私的整理の一種「事業再生ADR」手続きの利用を申請した。
エドウインは1947年、繊維製品を販売する「常見米八商店」として創業、69年に「エドウイン」として設立した。「EDWIN」などオリジナルブランド展開の他に米国のジーンズブランド「LEE」、「Wrangler」の日本での商権も持っていた。
2008年のリーマン・ショックを機に、証券投資の失敗などで13年までに550億円の損失を出し、300億円余りの債務超過となったことから、取引先の銀行とともに経営再建策を模索していたが、なかなか進んでいなかった。
今後は事業を継続しながら、引き続き再建策を探っていく。