サイト掲載されたのは投票開始日から4日後
ツイッターの投稿について詳しく聞いた。グランプリへのエントリー後、投票サイトに掲載されるまで10日~2週間程度かかったというのだ。確かにツイッターで当時の様子を探ると、ファンの間では「ちっちゃいおっさん、まだエントリーしてないの?」といぶかるつぶやきが複数見られる。ようやくサイトに掲載されると本人が「ちゃんとエントリーしたのに、なぜか掲載してもらえへんかってだいぶ出遅れてもた」と明かしていた。これが2013年9月21日で、投票の受付はその4日前にスタートしている。
はっきりとした原因は不明だが、確かなのは、投票初日からサイトに掲載された他のキャラクターと比べて期間が短くなったということだ。掲載が遅れたことで「今回は出ないのか」と思われるような、言わば「逆アナウンス効果」になった恐れもある。いずれも得票上不利になった可能性は否定できない。
それを差し引いても、去年から大幅にランクを落とした現実に、ちっちゃいおっさんは首をひねるばかりだ。13年1年間は各種イベントへの参加がかなり活発で、関連本やDVDが出版された。テレビの番組にも数多く出ており、過去1、2か月だけを調べても、例えば11月11日には、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)でふなっしーと共演、また10月19日放送の「さんまのまんま」(関西テレビ)には「ひとり」で出演した。フェイスブックの「いいね」は1万7000近くを集めているが、今回のグランプリでトップ10に入ったキャラクターの中には、「いいね」が数百というのもあり、文字通りケタ違いで多い。ツイッターでも7万3000超のフォロワーを持つ。
もちろん、メディア露出の多さやネット上での支持がそのまま投票数に結びつくとは限らないが、上位に食い込めるほどの知名度や人気がありながら、なぜ去年の順位から急落したのか不思議だ。次回不出馬を宣言した後、「盟友」のふなっしーはツイッターで、「票を集めることよりも皆の笑顔を集めてるおっさんを尊敬してるなっしよ」となぐさめていた。
J-CASTニュースは、ゆるキャラグランプリ実行委員会に、ちっちゃいおっさんがエントリー後にサイト上にしばらく掲載されなかったとされる点について確認するために11月26日に問い合わせ、現在回答を待っている。