大手ポータルサイトに反中デモの写真つきで転載される
ウェブサイトに文章が掲載されたのは2013年11月8日と半月も前のことだが、数日前からその存在が注目されつつある。例えば大手ポータルサイト「捜狐」には、大使館の告知文章が11月24日になって転載された。この記事には4500件以上のコメントがついており、その大半の内容が
「撤退、断交、宣戦の3段構えだ。連絡先の登録は撤退のための準備だ」
「日本製のものは、全部追い出さないといけない」
といった、ここ数日の緊迫した状況を反映したとみられるものだ。中には、
「開戦したら日本車を打ちのめす」
「日中は必ず一戦を交えることになるだろう。中国が負けたら中国人は日本の囚人になり、日本が負ければ、この民族は地球上から消されるだろう」
といった、開戦を前提にしたものもある。
このポータルサイトの記事には、在京中国大使館に対する抗議デモの写真が掲載されており、これが中国のネット利用者の反日感情を煽った可能性もある。
なお、在外公館が自国民の連絡先を集めることはきわめて一般的だ。例えば日本の場合、外国の住所に3か月以上住む場合は、大使館や領事館に在留届を提出することが旅券法で義務づけられている。