大人気アイドル声優で歌手の堀江由衣さん(37)が、芸能人がらみの騒動にまたも巻き込まれてしまった、とネットで騒ぎになっている。お笑い芸人のほっしゃん。さん(42)が自宅前で青年から受け取った手紙に、「ほっしゃん」と似た名前の声優がいて紛らわしいため改名するか死んでほしいと書いてあった、とツイッターで激怒しているからだ。
堀江さんのニックネームが「ほっちゃん」というのは有名で、一部のファンはこのニックネームを口にすると「ほっしゃん。」の顔が思い浮かぶなどと不快に感じていた。
「紛らわしいから名前変えるか、死ぬか、どっちかにしてくれ」
ほっしゃん。さんは2013年11月24日にツイッターで、自宅マンション前で怪しい青年に手紙を渡された、とつぶやいた。部屋で手紙を読んだところ、その青年には「ほっしゃん」という大好きな声優がいるという。ほっしゃん。さんは手紙を読んで、
「紛らわしいから名前変えるか、死ぬか、どっちかにしてくれ、って書いてた(笑)…名前は変えへんし、何の感情もないオマエの意見で俺が死ぬかボケ!(呆)本人連れて来い!」
と激怒した。
ネットでは「ほっしゃん」という名前の声優は存在しないけれども、この名前の響きで真っ先に思い浮かぶのは「ほっちゃん」こと堀江さん。手紙に書いてあった声優は堀江さんに間違いないと騒ぎになった。この二人の容姿やイメージは全く異なるが、名前が似ていることについて不快感を覚える堀江さんのファンが昔からいた。
堀江さんは1996年に声優デビューした売れっ子の大人気アイドル声優。歌手としても単独の日本武道館コンサートを開くと全席を完売する人気ぶりだ。ネットで堀江さんのファンたちはほっしゃん。さんの今回のツイートに怒りを覚える人が多くいて、ほっしゃん。さんが今の芸名に変えたのは1999年だから既に堀江さんはデビューしているし「ほっちゃん」と呼ばれていることも知っていたのではないか。今回このツイートはある種の「売名行為」であり、手紙を受け取ったというのもネタなのではないか、とし、
「引き合いに出された方も名誉棄損で訴えてもいいんじゃないか。芸人ってどうしてこう行動が無責任なんだろう」
「なんでバカッターでその声優に迷惑かけるようなことを言うのか」
などと批判が出ている。
そして、堀江さんがまたしても芸能人がらみの騒動に巻き込まれてしまって気の毒だ、という意見も散見される。
本人の預かり知らないところで「事件」が起こる災難
前の騒動というのは11年12月、ビジュアル系バンド「人格ラヂオ」のボーカルがブログで、堀江さんが表紙を飾っている雑誌の写真をアップし、声優は本当に声優っぽい顔をしている、という感想を述べた後に、
「アイドルってほどではないっていうか 劣化ってわけじゃないけど チープっていうか ディズニーランドではなくUSJというかね」
などと書き、声優ファンから袋叩きにあった「声優の顔はチープ事件」だ。
経緯としてはこのバンドがアニメ「男子高校生の日常」のエンディング曲を担当することになり、アニメや声優を扱う雑誌からインタビューを受けることになった。堀江さんが表紙の雑誌はたまたまインタビューを受けた出版社から渡されたものであり、チープは堀江さんを指したものではないと弁明したのだが、このバンドはエンディング曲の担当から外されCDも発売中止となり活動も休止することになった。ネットではこの騒動を思い出す人も多く、
「ほっちゃんも変なビジュアル系のやつにチープな顔ってディスられたり、直接関係ないところでいろいろ傷つけられてかわいそうだなあ」
「堀江由衣も本人の預かり知らないところで何かが起こるなんて災難だな」
などといった感想が出ている。