シャッター音、液晶の明かりで集中できず・・・
ツアーを主催したキョードー東京の担当者に聞いてみると「撮影を歓迎しているわけではないですが」と話すが、「ツイッターやラインなどのツールで拡散されることを考え、ポールさんも規制を強めないことでプロモーションにつなげようとしているのではないか」と見る。ポールさんに限らず、海外アーティストは一部撮影を許可している場合が多い。たとえば、2012年5月に来日したレディー・ガガさん、今年5月に9年ぶりに来日したドイツのクラフトワークも一部機器での撮影を許可していた。11月2、3日に来日公演を行ったイギリスのワン・ダイレクションにいたっては「プロ仕様のカメラ、ビデオ、ICレコーダー」を禁止しており、スマートフォンに限らずコンパクトデジタルカメラなども事実上容認していた。
日本のファンにとっては嬉しいものだが、一部からは撮影マナーに対する苦情も出ている。ツイッター上では「目の前に液晶をかかげられると目障りでしたねぇ…」「ギターのみの弾き語り曲でデジカメ撮ってるオッサンがいて本当にイライラした。シャッター音で台無しだったわ」と漏らしていた。
中には禁止されているはずの動画を撮影していた人もいたようで、「写真とか歌ならまだいいけどなんなんだろうね、録画してるひと多すぎたよね」「いつかまたライブで日本に来てくれた時に、ルール守らない人多かったから写真も撮っちゃダメってなったらどう責任とってくれんの???」といった苦情もあがっていた。