音楽、動画ファイル用プレイヤーソフトとしてかつて人気が高かった「Winamp(ウィンアンプ)」が、2013年12月20日で配布を終了することとなった。開発元のNullsoftが明らかにした。
1997年に提供開始。MP3の利用が広まった1990年代末~2000年代前半にかけ、音楽再生ソフト「定番」として世界的に普及する。一般ユーザーでも制作可能な「スキン」を使い、外観を自分好みに変えられる機能も支持が高かった。しかしアップルのiTunesなどライバルに押され、近年では影が薄くなっていた。
日本のネット上でも、漫画家の赤松健さんが「あのカスタマイズ性の高さは凄かった。スキンさえ変えられないiTunesに負けて悔しい」とツイッターでつぶやいたのを始め、「お世話になりました」「さびしいね」などと懐かしむ声、惜しむ声が多く聞かれた。