「結構すごいこと言ってんなw」
「本人が力んだりとかして、スプリットのコントロールが変わってくるとあれば、日本だったらヒットになったやつがホームランとなります」
また、大リーグでは、バーランダーのような名投手に対しても、打順が下位のバッターまで本気になるとダルビッシュ有投手は言う。チームメートで8番打者のソト選手が「今日ホームラン打ったる」と公言したのを聞き、実際実現したこともあったとした。だから、逃げようと思うようなことがあれば、やられてしまうというのだ。
これに対し、日本のプロ野球では、最初から「今日マー君だから勝てない」とあきらめていると指摘した。それを監督が言ってしまうため、勝負にならないとし、「それじゃダメ!」「僕はそれがイヤだった」と返す刀で野球界の現状を批判した。
番組のインタビューでは、ダルビッシュ投手は、大リーグを目指すに際して、田中将大投手へのアドバイスもしている。
日本シリーズで田中投手が巨人のロペス選手を三振に仕留めた後にガッツポーズのような仕草をしたことについて、「そういうのは絶対ダメ」だとした。大リーグでは侮辱とも受け止められるためで、ロペス選手が怒ったのも無理はないというのだ。
また、大リーグでは、日本の野球は舐められているとし、頑張らないとその雰囲気を変えられないとした。「マー君が足引っ張らなきゃいいですけどね」とジョークを飛ばしてもみせた。
ネット上では、ダルビッシュ投手の発言について、「確かにそうだな」「やっぱおもしれーわ」「結構すごいこと言ってんなw」といった反応が出ていた。
ダルビッシュ、田中両投手はふだんからツイッターでやりとりしており、仲がよいことで知られる。この日のインタビューでのフランクな発言も、そんな2人の関係ゆえ、と言えそうだ。