浦和レッズに「1000万円」の高額制裁金 サポーターの「悪行」止められるか

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「1000万円の制裁金は見せしめ」

   Jリーグはこれまで何度も浦和に制裁を科し、クラブ側も度々サポーターに注意喚起を行ってきたが改善されなかった。スポーツ紙だけでなく一般紙にも取り上げられ、Jリーグのイメージダウンにつながったことは間違いない。早稲田大学スポーツ科学科の原田宗彦教授(スポーツマネジメント)は今回のJリーグの対応について、次のように話す。

「Jリーグはサッカー観戦をファミリーエンターテインメントにしようとしているので、スタジアムに普通のファンが寄り付かなくなってしまうような問題行為を放置するわけにいかない。1000万円という高額な制裁金を突きつけることで見せしめにもなり、浦和にもファン管理について、一層の改善努力が求められる」

   浦和は問題行為に関わった計15人について、スタジアムの入場を禁止するなどのペナルティを科した。また、Jリーグからの制裁を受け再発防止策も策定。ファン・サポーターの「自発性・自己抑制」を促す各種施策の実施、実効性ある「抑止」の発揮、当事者に対する賠償請求等の責任追及の検討などを掲げ、順次取り組んでいくという。Jリーグは「今後同様の事案が発生した場合は、さらに重い制裁を科さざるを得ないと考える」としており、インターネット上ではサッカーファンの間で「無観客試合になるのでは」「勝ち点剥奪、降格もありえる」などと関心を引いている。「浦和サポーター=危険」という不名誉な認識が広まってしまった中、今後の浦和の取り組みに注目が集まる。

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