コメダ珈琲店は都心部にも進出
「非セルフ」のコーヒー店で先行しているのが、名古屋を中心に全国展開している「コメダ珈琲店」。焼きたてのデニッシュの上にソフトクリームとたっぷりのシロップがかけられた「シロノワール」が定番メニューで、首都圏などでも浸透し始めた。
自由に読める雑誌や新聞が店内に置かれ、席はテーブルごとに仕切りがありソファでゆったり滞在できるのが特徴だ。1000店舗を超すチェーン店を展開するドトールコーヒーやスターバックスコーヒーには及ばないが、2013年8月現在で516か店を展開する。
これまでは郊外型で、ファミリーレストランと喫茶店の中間的な存在だったが、最近は都市部にも進出している。
都心で飽和状態になりつつある「セルフ型」は客単価の引き上げが課題なだけに、「非セルフ」の高級コーヒー店の「勢い」に無関心ではいられないようだ。