「生産打ち切り」説も…iPhone 5cの「誤算」 ショップ店員もおすすめは「5sか5」

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ハイスペック「5s」は好調だが…

「この色は、あなたです」(アップルのキャッチコピー)

   5cは9月、これまでのiPhoneとは一線を画すカラフルなボディを看板に市場へ投入された。ハイスペックなiPhone 5sに対する「廉価版」として、主に新興国での需要を想定して開発されたと見られている。

   しかし5sが好調な売れ行きを記録したのに対し、5cの方は発表当初から、その評判は芳しくなかった。「廉価版」とはいっても5sとの価格差はせいぜい1万円程度、逆に性能のほうは前世代機「5」並みと、「どっちつかず」の感が否めなかったからだ。

   実際にある都内の携帯電話ショップで尋ねてみると、おすすめはハイスペックな「5s」か、型落ちで価格が安い「5」だといい、5cは「デザインが好きな人なら」という程度の扱いだった。国内の各種ランキングでも、やや上昇傾向にはあるものの、5sの後塵を拝し続けている。

   市場調査会社・トレンドフォースでは、2013年第4下半期(10~12月)のiPhone出荷台数を合計4600万台と予想、うち5cは1100万台と見込む。「想定以上の好調」という5sの約3分の1だ。他社のスマートフォンに比べればそれでも立派なものだが、5s品薄の状況を考えれば、アップルが5cに「見切り」をつけることは十分ありうる。

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