ネットで「二段構えのウソ記事だった」という意見も
さて、そんな流れの中で騒動になった今回の日本ユニセフ騒動だが、記事の削除を決めた経緯が記事を掲載していたページに詳しく書かれている。これまでと全く違うのは、きちんと調べて書いている記事であり、
「全て事実である以上、全面削除を求めるのは言論に対してあまりに暴力的ではないかと思います」
と削除要請した日本ユニセフを強烈に批判している点だ。この「事実」というのは、協会に対してネット上で批判の声が挙がっていること、昭和記念公園に「見えないトイレ」を設置すること、アグネス・チャンさんが怪しげな物品を販売していること、西村ひろゆきさんが協会に公開質問状出したことなどで、どうやらこの部分に協会が目くじらを立てたと「虚構新聞」は思っているようだ。
そして不可解な記述もある。協会からの削除要請はメールで来たと書いていて、記事のどの部分が信頼失墜につながるか協会側に問い合わせることもできたが、しなかった、と説明している。つまり、協会とはコンタクトを取っていないようで、実際このメールは協会から寄せられたものなのか、もしくはメール自体が「虚構」だったという可能性もあるわけだ。ネット民の多くは今回の「虚構新聞」の発言を事実だと信じていて協会への批判が続出している。一方、少ないながら全ては仕掛けられたネタだと思っている人もいて、
「誰でも知っていることであって、削除を申し込まれる理由が分からない」などといった書き込みがネット上に出ている。
「抗議を受けて削除までが虚構です。という二段構えネタ」
「二段構えか。やるなwww」
では、日本ユニセフは「虚構新聞」に抗議と記事削除要請のメールを送ったのか。協会広報に問い合わせているが、返事は2013年11月19日午後6時現在まで来ていない。