大手紙・朝鮮日報も再び日本たたき
メディアも同様だ。ここしばらく朴政権に対し日本との「対話」を呼びかける報道が増え、焼き肉好きだという安倍首相の「韓国びいき」ぶりも紹介されるなどしていたが、一時の「雪解け」ムードは一挙に冷え込んだ。
13日時点ではコラムで反日強硬論に警鐘を鳴らしていた大手紙・朝鮮日報も、「愚かな国」発言について安倍首相なら言いかねない、との見方を示し、16日の社説でも首脳会談開催のため「日本が先に」努力すべきとした。他紙も「理性失った安倍」(聯合ニュース)、「安倍の『2つの顔』」(韓国日報)、「黒い本音現した」(MKニュース)などとバッシングする。文春記事中の「韓国経済は脆弱」という記述にさえ、いちいち反論記事が出る有様だ。もちろんネット上では、「愚かなのは日本だ!」「一方日本は放射能の国だった」などと炎上はさらにエスカレートする。
一方、左派紙「ハンギョレ」は、
「安倍首相が侮辱したのは、韓国全体ではなく、安倍首相を無視し続ける『外交の天才』朴槿恵政権だったそうだ」
と、朴政権へのあてこすりに利用している。もっとも、さすがにこうした反応は韓国内では稀だ。