「新聞記者が今まで、政府にとって都合の悪い秘密を抜いたことがあるのか」 「沖縄密約事件」西山氏がマスコミ批判

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隠した資料が他国から出てくるので「自分の歴史を自分で書けない」

   日本でイラク戦争の検証が進まないことも批判した。米国や英国議会の対応と対比させる形で、

「日本では(検証)できない。何故か。自分たちに都合の悪いことを全部隠している。その隠したことが他国から出てくる。こういう先進国は世界でもまれ。あり得ない。だから自分の歴史を自分で書けない」

と述べた。

   法案の成立で制約を受けるとされる「知る権利」については、今でもほとんど行使されておらず、「そんなに生やさしいものではない」と話す。それを真っ先に行使すべきメディアの不作為に声を荒らげる一幕もあった。

「国民の本当に知りたい情報というのは、その時の権力にとって不都合な情報。この絶対的な矛盾を打開するのが『知る権利』の行使。特に新聞記者。新聞記者が今まで、政府にとって都合の悪い秘密を抜いたことがあるのか。そういうことを、自ら顧みろと言いたい」
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