大手銀行の純利益、リーマン後では最高 9月中間決算

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   大手銀行6グループの2013年9月中間決算で、純利益の合計が1兆6841億円にのぼり、2008年のリーマン・ショック後では最高になったことがわかった。安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待を背景にした株高や円安が利益を押し上げた。

   大手銀行の9月中間決算は11月14日に出そろった。三井住友フィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループの2社は上期としては過去最高益になった。

   株高によって、株式などの評価額が値上がりしたことが大きく、増益効果はメガバンク3行だけで合計で6769億円に達した。また、投資熱が高まったことで投資信託の販売手数料などの収入が大きく伸び、収益を押し上げた。

   景気が上向いたことで取引先企業の業績が改善したことも、利益につながった。貸し倒れに備えて積んでおく引当金の一部がいらなくなり、メガバンク3行の合計で2395億円を利益として積み増すことができた。

   ただ、国内の貸し出しは伸び悩んでいる。

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