「自称皇族」は許せない!
一連の議論の中で竹田氏は、韓国籍の男性が通名の変更を「悪用」して利益を得ていた事例を挙げつつ、通名制度には問題があり、それが在日韓国・朝鮮人の「特権」となっていると、持論を繰り返す。
一方の池田氏は、「在日特権」とされるものはむしろ行政の怠慢による「事なかれ主義」の遺物であり、しかも在日韓国・朝鮮人に限った話ではない以上「在日だけの特権」とは言えず、彼らのみを攻撃するのは「民族差別」だと批判する。ある種の「利権」の存在自体は否定しないが、在特会や竹田氏の主張は、かえってその是正を遠ざけるという立場だ。
結局、現時点では2人の議論は平行線をたどっている。
なお議論の本筋とは別に、竹田氏は「自称皇族」という発言が腹に据えかねたらしく、
「【公開質問状】池田信夫殿 貴殿は私のことを『自称皇族』と述べているが、私がいつ皇族を自称したのか、その根拠を示してほしい」
との投稿を池田氏に対し送っているが、今のところこちらへの返事はない。