長野県建設業厚生年金基金で約24億円が不明になっている問題に関連し、約6000万円の業務上横領容疑で長野県警に指名手配されていた同基金の元事務長、坂本芳信容疑者(56)が逃亡先のタイから移送され、2013年11月14日早朝、成田空港に到着した航空機内で同県警に逮捕された。
消えた約24億円の行方に注目が集まる中、交際があったというビーチサッカー日本代表監督のラモス瑠偉氏(56)が坂本容疑者のお金で「ハワイ旅行に行ったことがある」と明かし、その豪遊ぶりの一端を証言した。
坂本容疑者は「お茶ばかり飲んでいた」
11月13日の夜、「朝ズバッ!」(TBS系)の独占取材に応じたラモス氏は、坂本容疑者の写真を見せられると「間違いない。めちゃくちゃ老けていますけど、彼です」と答えた。ラモス氏と坂本容疑者の出会いは今から約5年前のことだ。坂本容疑者がラモス氏のファンだと知り、知人が六本木のクラブで引き合わせた。当時は「社長」として紹介されたようだ。その後、銀座や六本木の高級店に行って酒を飲み交わすようになったが、坂本容疑者はあまり酒を飲まず、お茶ばかり飲んでいたという。支払いはすべて坂本容疑者持ちだった。
交際は高級店での食事にとどまらない。ラモス氏はハワイ旅行に連れて行ってもらったこともあると話した。スケジュールがなかなか合わず3回目に誘われた際にようやく都合がつき、5~7日のうち最後の3日間で合流したという。「寿司屋の職人まで連れて行って。やっぱりすごい金持っているなと・・・何をやっている社長なのかなと・・・」と驚いたようだ。