日韓関係悪化でも修学旅行継続 40年続ける福岡・九州高の思い

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「成果はなかなか見えにくい。だがまかれた種は…」

   九州高校に、その思いを尋ねた。男性教頭は、穏やかな口調でJ-CASTニュースの取材に答えた。

「報道されたことで、かなりご意見はいただいています。ただ、学校としては安全にも配慮し、しっかりとした趣旨を持ってやっていることです」

   同校普通科の修学旅行では、行き先を韓国と国内から選ぶことができるようになっている。そのため「行きたくない」生徒が無理矢理行かされるようなことはないし、また韓国との交流は長年の取り組みとして理解を受けており、今回の修学旅行に対しても保護者から不安の声が上がることはなかったという。

「国際情勢の変化はどうしてもありますし、交流の『成果』も、なかなか目に見えるものではありません。しかし、若者同士の交流で一人一人の心にまかれた種は、いつか花開いていくと思います」

   11日のTBS番組では、仁川空港に到着した生徒たちの姿が放映されている。「(韓国の高校生と)テレビとかアイドルとかの話ができたらいいなと思ってます」と語っていた。

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