韓国では今年3度目のリコール
現代自動車のリコールは、まだある。2013年9月には、ブレーキスイッチの欠陥が発覚。韓国内で現代自動車のセダン「ジェネシス」と「アゼラ」、傘下の起亜自動車のコンパクトカー「フォルテ」など、約66万台をリコール。10月にも、ブレーキに問題が生じる可能性があるとして、10万3214台のセダン「ジェネシス」をリコールした。
韓国では、じつに今年3度目のリコールだ。アンチロック・ブレーキ・システムのモジュールの消耗がブレーキの効き具合に影響する可能性があるとし、同じ原因で米国でも2万7500台の「ジェネシス」をリコールしている。
さらに日本国内でも制御装置(制動灯スイッチ)の不具合で、「ソナタ」や「JM」「グレンジャー」などの6車種、2164台を対象に、11月2日からリコールに応じている。ヒュンダイモータージャパンによると、制動灯スイッチ内部の接点の材質・形状が不適切なため、異物の発生や接点の摩耗によって接触不良が発生する場合があるという。
日米韓などのマーケットだけで、現代自動車のリコールはじつに300万台に迫ろうとしている。売り上げにも響いており、米国の10月の新車販売シェア(占有率)は、9か月ぶりに7.7%(2012年10月は8.5%)と低水準に陥っている。