腸内に薬物が漏れて死亡したケースも
過去の類似したケースを調べると、覚せい剤を体内に入れたのが原因で、死亡した人もいた。読売新聞の記事(2009年3月4日)によると、当時36歳の男が香港国際空港から成田空港に到着した際、大声で騒ぐなどして苦しんでいた。空港内の診療所に運び、X線検査をすると腸から、ゴム製の袋に入った覚せい剤が見つかった。その後、薬物による急性中毒による意識不明の状態が続いて死亡した。
表だって報道されないが、下半身に薬物を入れるケースは過去にも複数あるようだ。ZAKZAKが報じた2007年10月1日の記事に、成田空港の税関関係者の証言として、「えげつない話なのであまり報道されないが、膣に入れるケースは年に数件はある」と書かれている。
「麻薬探知犬は衣服や手についたにおいで判断するので、体内にあると探知できない場合もある」そうだ。