「ハフポ」が左派紙と組んで韓国進出 「市民ニュース」オーマイニュースと競合?

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   米有名ブログニュースサイト「ハフィントン・ポスト」(ハフポ)が韓国にも進出することになった。日本に進出したときは朝日新聞社と合弁企業を立ちあげたが、ハフポが韓国でパートナーに選んだのは左派のハンギョレ新聞社。2014年初頭にも新サイトを立ちあげたい考えだ。

   韓国では、読者参加型のメディアとしては盧武鉉大統領の当選を後押ししたオーマイニュースが有名で、競合する可能性も出てきそうだ。

ハフィントン氏「市民の声を正確に共有するための重要なプラットフォームになる」

   ハンギョレ新聞が2013年11月10日に伝えたところによると、ニューヨークにあるハフポ本社で11月7日(現地時間)、ハンギョレ新聞のヤン・サンウ社長とザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループのアリアナ・ハフィントン会長が基本合意書を締結した。

   ハフポが事業展開するのは米国を含めると10か国目で、アジアでは日本に次いで2か国目。両者は13年12月に合弁会社「ハフィントン・ポスト・コリア」を設立し、14年初頭に韓国語版サイトを立ちあげる。

   ハフィントン氏は韓国語版の意義を

「読者参加のシステムで、ハフィントン・ポスト・コリアは、市民の声を正確に共有するための重要なプラットフォームになるだろう」

と強調する一方、ヤン社長も、新たなサイトが「世界のニュースを韓国市民に、韓国のニュースを世界の市民に素早く正確に伝える窓」になると期待を込めた。

   ハフポが全世界的に掲げているのが、記事に寄せられるコメントの質を上げることだ。コメントを通じて有意義な議論を活発にするという狙いがあるからだ。

   だが、ハフィントン氏がハンギョレ新聞のインタビューに対して明かしたところによると、質の悪いコメントをブロックする機能を持っていたが、それでも十分にブロックできなかったため、11月末から匿名のコメントの受付をやめる。「本家」でも試行錯誤が続いている状態だということは、韓国語版ではさらに紆余曲折がありそうだ。

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