「納期は命より重い」が合言葉の工場で悲惨な死亡事故 「安全第一だろ!」と批判殺到

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   兵庫県の鉄鋼製造会社「パイテック」の上月工場で、男性社員が金属製ローラーに巻き込まれて死亡する悲惨な事故が起きた。

   危険の伴う工場での作業は何よりも「安全第一」が鉄則だが、同社は「納期は命より重い」を合言葉に掲げていたという。合言葉を紹介したブログ記事はすでに削除されているが、インターネット上には同社への批判的なコメントが溢れている。

直径1.5mの巨大ローラーに巻き込まれ・・・

   事故が発生したのは、2013年11月9日の10時50分ごろ。亡くなった男性社員(30)は金属製ローラーの旋盤加工を行っている途中で旋盤機のローラーと刃に挟まれた。報道によると、ローラーのサイズは直径約1.5メートル、長さ約3メートルという大型だ。異音に気付いた近くの男性作業員が機械を緊急停止させたが間に合わず、男性社員は腕などを切断され、搬送先の病院で死亡したという。

   11月11日、グループ会社「桜井鉄工所」の公式サイトに死亡事故についての情報が掲載された。しかし中身はすでに報道されているとおりで、肝心の発生経緯や原因などは「関係ご当局により調査中」(11月10日時点)とあるのみだ。そんな中、インターネット上では同じサイトに掲載されていた「合言葉」に注目が集まった。

「上月工場では、『納期は命より重い』を合言葉に、できるだけお客様の納期を優先し工程を調整しながら加工しております」
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