次男が窃盗容疑で逮捕=不起訴処分=されたことが原因で報道番組の降板を余儀なくされたみのもんたさんが、2013年11月10日発売の「文藝春秋」13年12月号に一連の騒動についてつづった手記を寄せている。
これまでの週刊誌のインタビューで、みのさんは次男が日本テレビに「コネ入社」したことを認めていたが、今回の手記では、その経緯がさらに詳しく明らかにされた。筆記試験にはまったく歯が立たなかったというのだ。
「将来、社屋を移転する可能性もあるので、引っ越し要員が必要だ」
みのさんは、これまでのインタビューで、11年に死去した元日本テレビ会長の氏家齊一郎氏に次男の入社を働きかけたことを告白している。例えば週刊朝日11月15日号では、
「次男の日本テレビ入社は、正直、コネでした。受験番号とか言って、『せがれが受けるからよろしく頼むよ』って、僕が氏家さんに言ってますからね」
と明かしており、週刊文春11月14日号では、入社試験の内容についても触れている。
「試験は、次男が言うには『難しくてわかんなかった』そうですが、結果的に受かった。ですからコネクションがあったからだと思います」
今回「文藝春秋」に寄せた手記「私はなぜここまで嫌われたのか」では、8ページにもわたって自らの思いや、週刊文春をはじめとした週刊誌への反論を展開している。その中で、「コネ入社」の経緯についても詳しく説明している。
「入社試験を受けたのですが、恥ずかしいことに、筆記試験が難しくて住所と名前しか書けなかった、と。それで、当時、日テレの会長で、一昨年亡くなった氏家齊一郎さんに相談したところ、『将来、社屋を移転する可能性もあるので、引っ越し要員が必要だ』といって、体力だけはある次男を引っ張ってくれたのです(笑)」